Av.15.3km
Tm.6.18.22
Dst.96.64km
9時過ぎに目を覚ましたと思う。2時間程眠れただろうか。その瞬間、ポツポツと雨が降り始める。相変わらず、ついていない。昨日、あれだけ雨の中を走ったのに、どうやら秋雨前線のまっただ中らしい。それでも体調だけは、かなり回復した。ただガストとこの空き店鋪と、野宿で連泊したような疲労感はある。今日も、天気はよく無さそうだが、昨日と同様、道だけは海岸線なので楽であろう。距離だけは、随分ある。恐く100km近くにはなるのではないだろうか。本来なら、海の反対側には、大山がそびえているはずなのだが、いかんせんこの天気では、その姿をはっきり見るのは難しい。
たまに、雲の切れ間から大山らしき影が見えるのだが、それが本当に大山であるという確証は全くない。しかし、せっかくここまで来たのだから、見たことにしておこう。9号線を順調に進み、、、、と言いたいところだが、途中で、雨が強くなってきた。コンビニでとりあえず、休憩。雨の勢いはとどまるところを知らず、身動きができない。少し時間は早いが、カップラーメンを食べることにした。このコンビニには1時間程いただろうか。雑誌を呼んだり、表の窓ガラスにはりついている、カエルを観察したりして、ひたすら雨が止むのを待っていた。この旅で一番つらい時間だったのではないだろうか。
予定より、大分おくれて、羽合町まで来る。羽合温泉や東郷温泉に入りたかったのだが、3kmほど、南に下らなくてはならず、温泉に入るのは断念した。特に、羽合町は、ハワイのようなイメージの上に、温泉につかれるパラダイスを想像していたが、天気が良くないせいもあり、暗く、寒く、さびしい町となっていた。リゾート地にしようとして、失敗したような雰囲気だ。ボーリング場などが、見事に潰れて、廃虚になっている。とても、南国のハワイのイメージからは程遠い。大手の建設会社が、ホテルのような巨大な建物を建てていたが、はたして客は集まるのだろうか?確かに、この辺の海岸は天気さえよければ、なかなかきれいなような気もするが。
しかし、この2、3日は本当に寒い。寝巻き用のトレーナーを含めて持っている服をすべて着込んだが、それでもまだ寒いくらいだ。それに、ウインドブレーカー越しに雨がしみて、 大切なトレーナーまで濡れてしまう始末。夜はどうしよう、、、、 この後も何度か雨に悩まされた。羽合を過ぎると、道もこれまでよりかは、上り下りが増えて、厳しくなってくる。鳥取までいくのはきついな。宇田川の提案で、白兎海岸に健康ランドのようなものがあるのでそこに泊まれれば、と思ったのがあまかった。思いっきり、つぶれていた。
おそらくこの9号線の道は、 夏が過ぎれば、今日のように寂しく、暗く(寒く)なってしまうのだろう。仕方が無いので、前もって調べておいたビジネスホテルに電話をする。ホテルは9号線に沿いにある。鳥取の中心は、もう少し南にあるのだが、ほんの3kmほど離れると、真っ暗である。我々が泊まるビジネスホテルは、恐ろしい設計をしていた。最上階の部屋が、まるで出窓のように出っ張っているのである。つまり、その部屋は宙に浮いているように、床の下は何も無いのである。これが、最後の試練なのか。我々は見事にこの部屋に泊まることになってしまった。部屋自体は、化粧台があったのが不気味だったほかは、ごく普通の和室である。さっそく、ホテルの横にあるレストランで夕食を食べた。しかし、ショーケースのメニューに騙さた。全然、量が違うじゃないか。なんとなく、不満を抱えたまま、レストランをでる。さらにその横にあるショッピングセンターに入る。パックのすしや焼き鳥や、お惣菜が結構やすく売っている。これなら、ここで食べ物を買って、中で食えばよかった。部屋に戻り、ふとんをしく。明日のために地図をみる。複雑な山陰海岸と、同じくくねくねしている国道を見ると、ブルーになってくる。明らかに、これまでにないつらい道になるであろう。これで雨でもふるようなら最悪である。明日の天気の回復を祈りながら、眠りについた。